デリヘル姫と黒騎士~秘蜜のドレイ契約~
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デリヘル姫と黒騎士~秘蜜のドレイ契約~のあらすじ
父親が姿を消して一ヶ月。
残した借金は8千万ある。
一刻も早く借金を返済したい豊田ひなこは、一流企業・RUK社の内定を蹴って、デリヘル嬢への道を進むことにした。
面接してくれた店の店長にヴァージンであることをあっさり見抜かれるが、店長はいい人で、練習をつけてくれた。
デリヘル嬢デビューの日。やってきたのは、一泊10万以上する超高級ホテル。
普通ラブホかビジネスホテルと聞いていたひなこは、初日からいい客に当たったことを喜ぶと同時に、リピーターになってもらわないと!と、気を引き締めていた。
客が待っている部屋へ行くと、待っていたのは目が覚めるような超イケメン。
時間は180分でオプション全部と言いながら、どう見てももらいすぎのお金を渡された。
そのとき、先輩デリヘル嬢の言ったことが頭によぎる。
たまに居んのよねー、嬢を人間扱いしないクソ野郎が
痛いし、屈辱だし、たまったもんじゃないわ
いくらお金持ってても、そういうドSに当たると最悪よ
思い出して、ひなこの顔から血の気が引く。
この人、絶対ドSだ―…!!
客の服を脱がせようとするが、恐怖のあまり手が震えてパンツのファスナーが下ろせない。
しびれを切らした客は、「もういい」と言う。
「ちゃんとやりますから!!」
ここで帰るわけにいかない。
食い下がろうとするひなこに、客から突き放す言葉が。
「言っちゃ悪いけど、アンタこの仕事向いてないよ」
こんな仕事、したくてしてるわけじゃないっ!
思わず泣きそうになるが、
「じゃ、これだけ頂戴」
そう言って、キスをする。
「もし犯されそうになったら全力で阻止しろ」
「相手のチ○コ勃たねーくらいブッ潰せよ」
そう言って、連絡先を書いたメモを渡してきた。
何かあったら助けるとも告げる。
頭がついていかないひなこの前から立ち去ろうとするその時、思ってもいないことを告げられる。
「それと、俺、アンタのこと知ってるよ。豊田ひなこ」
どうして、私の名前知ってるの?
デリヘル姫と黒騎士~秘蜜のドレイ契約~の登場人物
豊田ひなこ
父の借金を返すべく、一流企業の内定を蹴ってデリヘル嬢になる。しかし、男に対する免疫はない。初めての客に「向いてない」とまで言われる。
九条光一
ひなこ初めての客。クールな雰囲気を持つ超イケメン。ひなこの中学時代の同級生だが、当時地味すぎたため、しばらく思い出せなかったほど。
デリヘル姫と黒騎士~秘蜜のドレイ契約~の感想
借金返済のために一流企業の内定を蹴ってデリヘルに入るところから始まります。
初めての客が超イケメンで、なぜか自分のことを知っている。
王道をいく設定です。
光一のことを騎士のように見せたいのでしょうが、読んだ感じ、どう見ても「クールな王子様」なんですよ。
なので、タイトル違うよね?とツッコミ入れること数度…。
クールな雰囲気を持つ光一なんですけど、ひなこのことを一途に思っていたんじゃないかな?と思えるような場面が端々に見られるので、そこではキュンキュンします。
完結しているので、じっくり楽しめますよ。